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ポルトガルが「アルテミス合意」参加60か国目に アルテミスIIは早ければ2026年2月に打ち上げへ

NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年1月12日付で、新たにポルトガルが「Artemis Accords(アルテミス合意)」に署名したことを発表しました。

Artemis Accordsとは、アメリカ主導の有人月探査計画「Artemis(アルテミス)」を念頭に置いた、広範にわたる宇宙探査・利用の諸原則についての国際的な合意のこと。日本は最初の8か国の1つとして2020年10月に署名しています。

その後も参加国は増え続けていて、2026年1月11日のポルトガル署名で60か国に到達しました。NASAは今後もさらに多くの国が参加するだろうと展望を述べています。

Artemis Accords(アルテミス合意)の参加60か国の一覧。2026年1月11日時点(Credit: NASA)
【▲ Artemis Accords(アルテミス合意)の参加60か国の一覧。2026年1月11日時点(Credit: NASA)】

打ち上げ間近! 半世紀ぶりに月周辺を有人飛行する「Artemis II」ミッション

Artemis計画では2022年11月~12月にかけて、無人の「Artemis I(アルテミスI)」ミッションが実施されました。

このミッションはNASAの大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」の無人飛行試験にあたり、月周辺を飛行したOrion宇宙船のクルーカプセルは太平洋上へ無事着水を果たしています。

無人のArtemis I(アルテミスI)ミッションで撮影されたOrion宇宙船のセルフィー。地球と月が写っている(Credit: NASA)
【▲ 無人のArtemis I(アルテミスI)ミッションで撮影されたOrion宇宙船のセルフィー。地球と月が写っている(Credit: NASA)】

NASAは続いて、Orion宇宙船の有人飛行試験にあたる「Artemis II(アルテミスII)」ミッションの準備を進めています。このミッションでは月着陸こそ行わないものの、1972年12月の「Apollo 17(アポロ17号)」以来およそ半世紀ぶりに、有人で月周辺を飛行する予定です。

クルーはコマンダーを務めるNASAのReid Wiseman宇宙飛行士、パイロットを務めるNASAのVictor Glover宇宙飛行士、ミッションスペシャリストを務めるNASAのChristina Hammock Koch宇宙飛行士、およびCSA(カナダ宇宙庁)のJeremy Hansen宇宙飛行士です。

Artemis II(アルテミスII)ミッションのクルー。左から:NASAのVictor Glover宇宙飛行士、CSAのJeremy Hansen宇宙飛行士、NASAのChristina Hammock Koch宇宙飛行士、NASAのReid Wiseman宇宙飛行士(Credit: NASA/Frank Michaux)
【▲ Artemis II(アルテミスII)ミッションのクルー。左から:NASAのVictor Glover宇宙飛行士、CSAのJeremy Hansen宇宙飛行士、NASAのChristina Hammock Koch宇宙飛行士、NASAのReid Wiseman宇宙飛行士(Credit: NASA/Frank Michaux)】

4名が搭乗したOrion宇宙船は、月を周回する軌道には入らず、月の裏側に回り込んでからそのまま帰還する軌道を飛行します。ミッションの期間は約10日間の予定です。

Artemis IIミッションの概要については、以下の関連記事もご覧ください。

Artemis II(アルテミスII)ミッションの概要図(Credit: NASA)
【▲ Artemis II(アルテミスII)ミッションの概要図(Credit: NASA)】

NASAによると、Artemis IIミッションの打ち上げは、早ければアメリカの現地時間で2026年2月6日に実施されます。

また、ケネディ宇宙センターではアメリカの現地時間で2026年1月17日に、Orion宇宙船を搭載したSLSをVAB(ロケット組立棟)から39B射点へと移動させるロールアウトが行われる予定で、その後は1月のうちに打ち上げ本番前のリハーサル(Wet Dress Rehearsal)も行われます。

早ければ1か月後にはミッション実施中のArtemis II、今から楽しみです!

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典