
NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年8月6日付で、ISS(国際宇宙ステーション)で船外活動が実施され、無事に完了したと発表しました。今回の作業はNASAのJessica Meir(ジェシカ・メイヤー)宇宙飛行士とAnil Menon(アニル・メノン)宇宙飛行士によって行われ、新型太陽電池アレイの設置に向けた準備作業に成功したということです。
新型太陽電池設置に向けた6時間27分の船外活動
今回の船外活動は、2026年中の到着が予定されている7基目の「iROSA(ISS Roll-out Solar Array)」の設置に向けて、ISS右舷側のS6トラスにある3B電源チャンネルの整備が行われました。

ISSでは低下してきた発電能力を底上げする目的で、2021年からiROSAの設置が順次進められてきました。NASAによると、iROSAの増設によって得られる電力は通常の運用だけでなく、2031年に予定されているISSの安全かつ制御された軌道離脱にも欠かせない電力源になる予定です。
船外活動はアメリカ東部夏時間8月6日8時33分(日本時間同日21時33分)に開始されました。Meir宇宙飛行士は識別用の赤いストライプが入った宇宙服を、Menon宇宙飛行士はストライプがない無地の宇宙服を着用。船外活動は6時間27分におよび、アメリカ東部夏時間同日15時(日本時間翌7日4時)に作業を終えました。ISS全体としては通算281回目、Meir宇宙飛行士にとっては6回目、Menon宇宙飛行士にとっては初めての船外活動となりました。
宇宙服のセンサーに一時異常 次回の船外活動は延期に
NASAによると、今回の船外活動の終盤、Menon宇宙飛行士の宇宙服に搭載された二酸化炭素センサーが通常とは異なる値を示しました。Menon宇宙飛行士自身はそれ以外に体調面などの問題は報告しておらず、宇宙服を脱いだ後にセンサーの値は正常な範囲に戻ったといいます。地上の技術者は今後数日をかけて、次回の船外活動に向けて宇宙服を交換する必要があるかどうかを引き続き評価するとしています。
この影響で、地上との高速データ通信に使うアンテナの交換が予定されていた次回の船外活動は2026年8月18日に延期されました。2026年8月に予定されているもうひとつの船外活動については、8月7日時点では25日に実施する予定のままだということです。
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文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
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