広告
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、NASAが2026年7月22日付の記事で紹介した、渦巻銀河「M94(メシエ94、NGC 4736)」をX線と可視光で捉えた画像です。M94は、りょうけん座の方向約1900万光年先に位置する銀河で、地球に対してほぼ正面を向いたフェイスオン銀河として知られています。

チャンドラのX線データと地上望遠鏡の可視光データを合成した渦巻銀河M94(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: Brian Brennan and Remi Lacasse; Image Processing: NASA/CXC/SAO/L. Frattare and K. Arcand)
【▲ チャンドラのX線データと地上望遠鏡の可視光データを合成した渦巻銀河M94(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: Brian Brennan and Remi Lacasse; Image Processing: NASA/CXC/SAO/L. Frattare and K. Arcand)】

淡い紫色の同心円状のリングが幾重にも広がり、そのなかに白や淡い青、赤、金色の星々が散らばっています。目を引くのは、中心を囲むように明るく色づいた内側のリングです。これは「スターバースト・リング」と呼ばれる、新しい星が次々と生まれている場所です。画像に見られる特徴的な棒状の楕円形構造によってガスが内側へ押し流され、それが星づくりの材料になっていると考えられています。

M94の画像を可聴化すると

この画像の公開に合わせ、M94を「音」に変換した作品も発表されました。画像などのデータを音に変換して情報を伝える手法は「ソニフィケーション(可聴化)」と呼ばれ、チャンドラX線センターが継続的に作品を公開しています。soraeでも以前に「ソンブレロ銀河」や「バタフライ星雲」などのソニフィケーション作品を紹介してきました。

広告

M94のソニフィケーションでは、レーダーのような走査線が時計回りに一周しながら、銀河の明暗が音の大きさとして表現されています。X線で見つかった中性子星やブラックホールなどのコンパクトな天体はガラス製マリンバの音に、地上望遠鏡の可視光データは低く持続する音に、そして星や背景の銀河は柔らかなピアノの音に割り当てられているといいます。同じデータでも、目で見るのと耳で聴くのとでは、まったく違う表情が現れます。

 

編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典

元記事を読む