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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、金属らしい銀色をした3体のレゴのミニフィギュア(ミニフィグ)です。大きさは市販のミニフィギュアとほぼ同じですが、宇宙の厳しい環境に耐えられるよう、プラスチックではなくアルミニウムで作られています。

実はこの3体、今も地球から遠く離れた木星のそばにいます。

探査機「ジュノー」に取り付けられた3体のレゴ人形(Credit: NASA/JPL-Caltech/KSC)
【▲ 探査機「ジュノー」に取り付けられた3体のレゴ人形(Credit: NASA/JPL-Caltech/KSC)】

この3体は、2011年8月に打ち上げられたNASAの木星探査機「ジュノー(Juno)」に取り付けられたものです。写真は打ち上げ前にNASAが公開したもので、3体は探査機を包む断熱材の下に収まっているといいます。子どもたちに科学や技術への興味を持ってもらうため、NASAとレゴ社が進めた教育プログラムの一環として搭載されました。

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3体のモデルは、ローマ神話の神ユピテル(英語名:ジュピター)、その妻ユノ(英語名:ジュノー)、そして天文学者のガリレオ・ガリレイです。ユピテルは稲妻を、ユノは虫眼鏡を、ガリレオは望遠鏡を手にしています。

このうちユピテルとユノの2体は、木星と探査機ジュノーの名前の由来になった神々です。

神話のユピテルは、雲のベールで身を包んで浮気を隠していました。しかし妻のユノは、その雲を見通して夫の本当の姿を見抜いたとされています。探査機ジュノーの使命は、木星の厚い雲の下をのぞき込み、内部の様子や成り立ちを探ることです。木星からすれば、浮気を見破った妻の名前を持つ探査機に、雲の下まで調べられていることになります。

もう1体のガリレオは、1610年に木星のまわりを回る4つの大きな衛星(ガリレオ衛星)を見つけた人物です。ジュノーには、ミニフィギュアのほかに、ガリレオの自画像と、木星を観察したときの自筆のメモを刻んだアルミニウム製の板も取り付けられています。

今も続く、木星をめぐる旅

ジュノーは2016年7月に木星を回る軌道に入りました。当初は約20か月の計画でしたが、探査は何度も延長されています。その間に、木星だけでなく、衛星のガニメデ、エウロパ、イオにも接近して観測を重ねてきました。NASAが決めていた延長期間は2025年9月末まででしたが、その後も探査は続いています。

2026年5月には、木星の小さな衛星「テーベ」に約5000kmまで近づいて撮影に成功しました。7月には、木星を回り始めてから10年を迎えています。11月中旬にも、木星に最も近づく飛行が予定されています。

3体のミニフィギュアは、ミッションが終わるその日まで、ジュノーと共に木星を見守り続けることでしょう。

木星の極域上空を通過するNASAの木星探査機Juno(ジュノー)のCGイメージ(Credit: NASA/JPL-Caltech)
【▲ 木星探査機「ジュノー」のCGイメージ(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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