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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

今回紹介するのは、渦巻銀河「アンドロメダ銀河(M31)」を包む巨大な“ハロー”を描いた想像図です。満天の星空を背景に、紫色の淡い光として表現されている部分がハローの広がりを示しています。

【関連リンク】今日の宇宙画像:NASAや各国宇宙機関が公開した魅力的な画像を毎日紹介

肉眼で見えたと仮定したアンドロメダ銀河(M31)のハロー(紫:可視化した想像図/疑似カラー)。中心付近にM31が見える(Credit: NASA, ESA, J. DePasquale and E. Wheatley (STScI) and Z. Levay)
【▲ 肉眼で見えたと仮定したアンドロメダ銀河(M31)とハロー(紫:可視化した想像図/疑似カラー)(Credit: NASA, ESA, J. DePasquale and E. Wheatley (STScI) and Z. Levay)】

銀河の「ハロー」は、円盤やバルジのさらに外側に広がる、非常に薄いガス(プラズマ)の領域です。NASAの紹介によると、ハッブル宇宙望遠鏡の詳細な調査で、アンドロメダ銀河のハローは銀河から約130万光年にわたって広がり、方向によっては約200万光年に達することが示されました。もしこのハローを肉眼で見ることができたなら、その幅は北斗七星の約3倍にもなるといいます。

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この巨大なハローを調べる鍵になったのが、アンドロメダ銀河のはるか向こう側にある43個のクエーサーです。クエーサーの光はハローを通過する際に一部が吸収されます。研究チームは、その吸収のされ方をハッブルの観測データから読み解き、ハローの広がりや性質を推定しました。

観測からは、ハローが“二重の殻”のような層状構造を持つことも示されています。NASAによれば、内側の殻は約50万光年まで広がって複雑でダイナミックなのに対し、外側はより滑らかで高温だといいます。銀河の周囲に広がるハローは、将来の星形成の燃料になるガスの貯蔵庫であると同時に、超新星爆発などで放出された物質が混ざり込む場所でもあり、銀河の「過去と未来」を読み解く手がかりになります。

また、アンドロメダ銀河のハローが非常に大きいことは、私たちの天の川銀河のハローと“すでに接している”可能性を示す点でも注目されています。目に見えないスケールで、銀河同士の相互作用はすでに始まっている、そんな見方もできるのです。

天の川銀河とアンドロメダ銀河は、いずれ接近して大規模な相互作用を起こすと考えられてきましたが、最新のシミュレーション研究では「将来の衝突・合体は確実ではない」とする結果も報告されています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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