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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、NASAの惑星探査機「ボイジャー2号」が1989年8月25日に海王星最大の衛星トリトンへ接近した際の観測データをもとに作成された動画です。

この動画はCGで再現されたものですが、トリトンの表面模様にはボイジャー2号が撮影した実際の画像データが使われています。色は表面の特徴がわかりやすいように強調されていますが、人間の目で見た実際の色合いに近づける調整も施されています。

動画では、ボイジャー2号がトリトンへ近づき、その表面をかすめるように通過していく様子をたどることができます。

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海王星最大の衛星トリトン

トリトンは海王星最大の衛星で、直径は約2700km。太陽系の大型衛星のなかでは唯一、惑星の自転とは反対向きに公転する「逆行軌道」を持っています。この特徴から、トリトンはもともと太陽系外縁部のカイパーベルトで形成され、後に海王星の重力に捕獲されたとする説が有力視されています。

トリトンを間近で観測した探査機は、現在に至るまでボイジャー2号しかありません。メロンの表皮を思わせる「カンタロープ地形」や、氷の火山活動によってできたとみられる地形、亀裂、滑らかな平原などを捉えました。さらに、トリトンの表面から高さ約8kmに達する暗い噴出物の柱も発見しています。

こうした観測によって、地上からの観測だけでは分からなかったトリトンの詳細な姿が初めて明らかになりました。遠く離れた海王星の衛星に、複雑な地形や現在も活動している可能性のある現象が存在することを示した点でも、ボイジャー2号の接近観測は大きな意味を持っています。

現時点で、トリトンを再び接近観測する探査機ミッションは正式には決まっておらず、次の機会がいつ訪れるのかは分かっていません。だからこそ、ボイジャー2号が撮影した唯一無二のデータは、今もトリトンを知るための貴重な手がかりであり続けています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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