
こちらは、渦巻銀河「NGC 2146」。
きりん座の方向、約4400万光年先にある銀河で、激しいペースで星形成活動が起きているスターバースト銀河のひとつとして知られています。

明るい中心部の手前には1本の渦巻腕(渦状腕)が回り込んでいます。
渦巻腕では塵(ダスト)を豊富に含む雲が連なり、中心部を隠すように覆う帯状の暗い雲として見えています。
画像は、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)とラス・クンブレス天文台の可視光データ、キットピーク天文台の赤外線データ、それにチャンドラ(Chandra)X線宇宙望遠鏡のデータを組み合わせて作成されました。
スミソニアン天体物理観測所のCXC=チャンドラX線センターによると、チャンドラはX線連星からのX線や、超新星爆発や巨大な星の星風によって銀河から吹き飛ばされている高温ガスからのX線を捉えています。
可視光線だけでなく、赤外線、電波、X線といった異なる波長を用いる多波長観測は、天体の特徴をより詳しく調べる上で欠かせません。
活発に星を生み出すNGC 2146の多波長データを使って作成されたこの画像は、チャンドラを運用するCXCから2025年7月23日付で公開されています。
関連画像・映像


文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
関連記事
- 大マゼラン雲の星形成領域「N79」 ジェームズ・ウェッブとチャンドラが赤外線とX線で観測
- 銀河風を吹かせる約1200万光年先のスターバースト銀河「M82」 ハッブルとチャンドラの合作
- 赤外線とX線で観測した星形成領域の散開星団「IC 348」 ジェームズ・ウェッブとチャンドラの合作
























