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南アメリカのチリで完成したベラ・ルービン天文台の「シモニー・サーベイ望遠鏡」の観測で得られた画像が、日本時間2025年6月24日に初めて公開されました。

今回公開されたのは、おとめ座の方向・約5500万光年先の「おとめ座銀河団」と、いて座の方向・約5000光年先の「三裂星雲(M20)」および約4000光年先の「干潟星雲(M8)」の画像です。

おとめ座銀河団は7夜かけて取得した1185枚、三裂星雲と干潟星雲は7.2時間で取得した678枚の画像が、それぞれ合成されています。

ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「おとめ座銀河団」(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)
【▲ ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「おとめ座銀河団」(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)】
ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「おとめ座銀河団」の一部を拡大した画像。右下に写っている2つの渦巻銀河のうち、左側は「NGC 4411b」、右側は「NCG 4411a」(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)
【▲ ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「おとめ座銀河団」の一部を拡大した画像。右下に写っている2つの渦巻銀河のうち、左側は「NGC 4411b」、右側は「NCG 4411a」(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)】
ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「三裂星雲」(M20、右上)と「干潟星雲」(M8、中央下)(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)
【▲ ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「三裂星雲」(M20、右上)と「干潟星雲」(M8、中央下)(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)】
ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「三裂星雲」(M20)(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)
【▲ ベラ・ルービン天文台のシモニー・サーベイ望遠鏡で観測された「三裂星雲」(M20)(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA)】
チリのセロ・パチョンに建設されたベラ・ルービン天文台(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava))
【▲ チリのセロ・パチョンに建設されたベラ・ルービン天文台(Credit: RubinObs/NOIRLab/SLAC/NSF/DOE/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava))】

 

32億画素のデジタルカメラで宇宙の謎に迫る

ベラ・ルービン天文台は、アメリカのNSF=国立科学財団とDOE=エネルギー省の共同出資で建設されました。

天文台の名前は、銀河の回転速度から暗黒物質(ダークマター)の存在につながる証拠を示した天文学者ベラ・ルービンにちなんでいます。

望遠鏡は口径8.4mで、世界最大級の32億画素(3200メガピクセル)のデジタルカメラを搭載。

1枚で満月45個分という広い視野をカバーする画像を毎晩1000枚取得し、南半球の夜空全体を3~4夜で観測することが可能です。

ベラ・ルービン天文台では、10年間にわたって夜空の超広角・超高解像度のタイムラプスを取得する観測プロジェクト「Legacy Survey of Space and Time(LSST)」を実施する予定。

未発見の小惑星や彗星、太陽系外から飛来する恒星間天体などが数多く発見されるとともに、暗黒物質や暗黒エネルギー(ダークエネルギー)を含む、さまざまな宇宙の謎を解き明かす手がかりが得られることが期待されています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典