
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
【▲ 系外惑星「WASP-127b」の想像図。ESOのVLTによる観測で、赤道付近に時速約3万3000kmの超音速ジェット気流が吹いていることが示された(Credit: ESO/L. Calçada)】
(引用元:ESO)
今回紹介するのは、ESO(ヨーロッパ南天天文台)が2025年1月21日に公開した、系外惑星「WASP-127b」の想像図です。ESOの超大型望遠鏡VLTの観測装置「CRIRES+」による研究成果をもとに制作されました。

WASP-127bは、ろくぶんぎ座の方向約520光年先に位置する、木星より大きい低密度のガス惑星です。半径は木星の約1.4倍ある一方で、質量は木星の約0.18倍しかなく、極端に密度が低い「ふわふわ」の惑星として知られています。この想像図では、木星の特徴的な縞模様とは異なり、大気が激しくかき回されたような姿に描かれています。
その理由として考えられているのが、赤道を周回する超音速のジェット気流です。観測では、大気中の分子の動きから、惑星の赤道付近に高速で一周する風の流れがあることが示されました。その速さは秒速約9km、時速に換算すると約3万3000kmに達します。
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太陽系最速とされる海王星の風(時速約1800km)に対し、WASP-127bのジェット気流はその約18倍にも達します。これまでに観測されたジェット気流のなかで、最も速い記録となります。極端に密度が低い惑星でなぜこれほど猛烈な風が吹くのか、今後のさらなるメカニズムの解明が期待されます。
編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- ESO - Extreme supersonic winds measured on planet outside our Solar System
- ESO - Artist’s impression of supersonic winds on WASP-127b
- Astronomy & Astrophysics - CRIRES+ transmission spectroscopy of WASP-127b. Detection of the resolved signatures of a supersonic equatorial jet and cool poles in a hot planet























