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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、NASAのジェット推進研究所(JPL)が制作したポスター「MARS」です。キャッチコピーは「VISIT THE HISTORIC SITES(史跡を訪ねよう)」。未来の火星を旅行先として描いた、レトロな旅行広告風の一枚です。

NASAのジェット推進研究所(JPL)が制作した火星の旅行ポスター「MARS」(Credit: NASA/JPL-Caltech)
【▲ NASAのジェット推進研究所(JPL)が制作した火星の旅行ポスター「MARS」(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

燃えるような赤を背景に、左側には火星探査車、画面上部には探査車のマストカメラを思わせる大きな構造物が描かれています。右側には未来の街並みや植物が幾何学的な図形で表現されています。下部には「MULTIPLE TOURS AVAILABLE(各種ツアーをご用意)」と記され、「ロボットの先駆者たち」「芸術と文化」「建築と農業」という3つのツアーが案内されています。

このポスターが描いているのは、人類が火星で暮らすようになった未来です。火星を訪れた旅行者が、自分たちより先に現地へ到達した無人探査機の着陸地点を「史跡」として巡るという設定になっています。

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NASAはこれまで、火星探査車「ソジャーナ」「スピリット」「オポチュニティ」「キュリオシティ」「パーシビアランス」など、数々の探査機を火星へ送り込んできました。現在は科学調査の舞台となっている場所が、いつか人類にとって歴史的な観光地になるかもしれない。ポスターには、そんな未来から現在の火星探査を振り返る視点が込められています。

「MARS」は、JPLのデザインチーム「The Studio」が手がけた「Visions of the Future(未来の光景)」シリーズの1枚です。1930年代から40年代にアメリカの国立公園を宣伝したWPA(公共事業促進局)のポスターに着想を得ており、9人のアーティストやデザイナー、イラストレーターが、JPLの科学者やエンジニアと意見を交わしながら全14枚を制作しました。「MARS」は、このシリーズで最後に制作されたポスターです。

NASAの公式サイトでは、このポスターの印刷用データを無料でダウンロードできます。壁に飾るなどして、未来の火星旅行に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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