NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年8月18日付で、ISS(国際宇宙ステーション)で船外活動が実施されたと発表しました。今回の作業はNASAのAnil Menon(アニル・メノン)宇宙飛行士とESA(ヨーロッパ宇宙機関)のSophie Adenot(ソフィー・アデノ)宇宙飛行士によって行われ、故障したアンテナの取り外し作業が完了したということです。
6時間23分におよんだISS通算282回目の船外活動
今回の船外活動は、ISSのZ1トラスに設置されたアンテナの交換を目的として実施されました。このアンテナはNASAの追跡・データ中継衛星を経由した、地上との高速なデータ通信を行うための機器です。
船外活動はアメリカ東部夏時間2026年8月18日8時29分(日本時間同日21時29分)に開始されました。Menon宇宙飛行士は識別用の赤いストライプが入った宇宙服を、Adenot宇宙飛行士はストライプがない無地の宇宙服を着用。船外活動は6時間23分におよび、アメリカ東部夏時間同日14時52分(日本時間翌19日3時52分)に終了しました。
今回の船外活動はISS全体として通算282回目で、Menon宇宙飛行士にとっては2回目、Adenot宇宙飛行士にとっては初の船外活動となりました。また、Adenot宇宙飛行士はフランス人女性として史上初めて船外活動を行った人物にもなりました。
新しいアンテナの設置作業は次回の船外活動に持ち越し
前述の通り今回の船外活動はアンテナの交換が目的でしたが、NASAによるとケーブルやボルトの取り外しに想定以上の時間を要したことから、今回は故障したアンテナをトラスから取り外し、一時的に固定しておく作業までが実施されました。
その後、Menon宇宙飛行士とAdenot宇宙飛行士はISSのエアロックモジュール「Quest(クエスト)」付近に移動し、船外活動中に足を固定して姿勢を安定させるための器具(フットレストレイント)の点検と交換を行いました。
なお、現在のISSは故障したものとは別の正常なアンテナを使用することで、地上との通信が継続できています。新しいアンテナの設置作業は2026年8月25日に予定されている次の船外活動で完了する予定だということです。
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文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
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