木星で新たに2つの衛星を発見 合計97個に

太陽系最大の惑星・木星で、新たに2つの衛星が見つかりました。

2025年4月30日付でMPC=小惑星センターの電子回報に掲載された情報によると、衛星は仮符号で「S/2017 J 10」「S/2017 J 11」と命名されています。

これまでにも木星や土星などの衛星を発見してきたScott S. Sheppardさんを中心とする研究者たちによって発見されました。

2つの衛星はどちらも逆行軌道を公転していて、公転周期はS/2017 J 10が1.77年、S/2017 J 11が1.92年です。

今回の発見で、木星の衛星は合計97個になりました。近年は観測手法の向上で木星や土星の衛星発見が相次いでいて、今後も増えることが予想されます。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で2024年1月5日に観測された木星
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で2024年1月5日に観測された木星(Credit: NASA, ESA, J. DePasquale (STScI), A. Simon (NASA-GSFC))】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典



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