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銀河団の中心へと落下していく棒渦巻銀河「NGC 4848」 ハッブル宇宙望遠鏡で観測

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した渦巻銀河「NGC 4848」。

かみのけ座の方向、約3億3000万光年先にあります。

青い明瞭な渦巻腕(渦状腕)が、途中から不明瞭になってぼんやりと広がっている、そんな姿をしています。

HST(ハッブル宇宙望遠鏡)で観測した棒渦巻銀河「NGC 4848」(Credit: ESA/Hubble & NASA, M. Gregg)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)で観測した棒渦巻銀河「NGC 4848」(Credit: ESA/Hubble & NASA, M. Gregg)】

NGC 4848は、1000個以上の銀河からなる「かみのけ座銀河団」の一員です。

かみのけ座銀河団では、幾つかの銀河から拡散しつつ伸びたガスの尾が、地上の望遠鏡によって発見されています。

NGC 4848もそのひとつで、銀河団の中を移動する際に銀河団の内部を満たす高温の銀河団ガスから動圧(ラム圧)を受け、銀河内部のガスが剥ぎ取られたことで、ガスの尾が形成されたと考えられています。

銀河の軌道やガスの状態をもとに、NGC 4848はかみのけ座銀河団の中心へ向かって初めて落下しつつあり、ガスの剥ぎ取りは現在観測されている状態から最短で2億年ほど前に始まったと推定されています。

冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の「WFC3(広視野カメラ3)」で取得したデータを使って作成されたもので、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)から2020年7月20日付で公開されました。

本記事は2020年7月28日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典