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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、「ほ座」の方向約31光年先に位置する系外惑星「グリーゼ367b」(GJ 367b)の想像図です。

太陽系外惑星「GJ 367b」(左)の想像図(Credit: DLR/SPP1992 (Patricia Klein))
【▲ 太陽系外惑星「GJ 367b」(左)の想像図(Credit: DLR/SPP1992 (Patricia Klein))】

グリーゼ367bは、NASAの系外惑星探査衛星「TESS」の観測データから2021年に発見が報告されました。主星である赤色矮星「グリーゼ367」からわずか約105万kmしか離れておらず、公転周期はたったの約7.7時間。地球でいえば1日も経たないうちに「1年」が終わってしまいます。公転周期が1日を下回るこのような惑星は「超短周期惑星(ultra-short period planet)」と呼ばれています。

2023年に発表された研究では、グリーゼ367bの半径は地球の約0.7倍、質量は約0.63倍と精密に測定されました。ここから導かれた平均密度は1立方cmあたり約10.2g。地球の平均密度(約5.5g/cm³)のおよそ1.85倍にあたります。

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研究の結果、グリーゼ367bでは惑星全体の質量の約91%を鉄のコアが占めている可能性があるといいます。太陽系でいえば、水星も大きな鉄のコアを持つことで知られていますが、水星の鉄コアが占める割合は質量でおよそ6〜7割程度とされます。グリーゼ367bは、その水星をさらに極端にしたような高密度の惑星といえます。

また、グリーゼ367bは主星に極端に近いため、昼側は約1500℃にも達する高温の世界だと考えられています。2024年にはジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による中赤外線観測が行われ、夜側からの熱放射はほとんど検出されませんでした。これは、昼側の熱を夜側へ運ぶような厚い大気が存在しないことを示していると考えられています。

なぜこれほど鉄に偏った組成になったのかについては、もともと鉄が豊富な環境で形成された可能性や、形成後に岩石質のマントルを大きく失った可能性が指摘されています。グリーゼ367bは、通常の岩石惑星とは異なり、鉄を主成分とする中心核の割合が非常に大きい惑星と考えられています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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