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ハッブル宇宙望遠鏡が観測した“みずへび座”の渦巻銀河「NGC 1511」

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した渦巻銀河「NGC 1511」。

みずへび座の方向、約5000万光年先にあります。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した渦巻銀河「NGC 1511」(Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Thilker)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した渦巻銀河「NGC 1511」(Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Thilker)】

銀河円盤を横から見る位置関係にあるため、若い星に彩られた渦巻腕(渦状腕)の青い輝きと、若い星の強力な紫外線で電離した水素ガスの放つ光が彩るHII(エイチツー)領域の赤い輝きが目立ちます。

この画像では孤独に見えるNGC 1511ですが、ESA=ヨーロッパ宇宙機関によれば、視野外には2つの衛星銀河(伴銀河)「NGC 1511A」と「NGC 1511B」があります。

このうちNGC 1511BはNGC 1511と衝突したことがあるとみられていて、2つの銀河は水素ガスの細い構造でつながっています。また、研究者はNGC 1511が過去に別の銀河を完全に破壊した証拠も発見。NGC 1511では爆発的に星が形成される「スターバースト」が起きていますが、こうした銀河どうしの相互作用によって引き起こされたと考えられています。

ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 1511の観測は、宇宙のあらゆる時代において銀河の成長と進化を促進する重要なプロセスであるガスの流れ・星形成・フィードバックのサイクルを解明するために、近隣の55の銀河を観測する調査の一環として実施されました。

冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータを使って作成されたもので、“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として、ESAから2025年11月10日付で公開されています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典