国際宇宙ステーションに接近する「クルー・ドラゴン」(2019年3月に実施された無人テスト飛行「Demo-1」にて。Credit: NASA)

日本時間で5月28日の朝、スペースXの新型宇宙船「クルー・ドラゴン」による初の有人飛行となる「Demo-2」ミッションの打ち上げが実施される予定です。これに先立ち、クルー・ドラゴンによる国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングをブラウザ上で体験できるシミュレーターがスペースXから公開されています。

■本物のインターフェイスを模した画面でISSへのドッキングにチャレンジ!

SPACEX – ISS Docking Simulator(https://iss-sim.spacex.com/)は、クルー・ドラゴンを手動でISSにドッキングさせることを目指すシミュレーター(ブラウザゲーム)です。クルー・ドラゴンは自動でISSにドッキングできますが、スペースXによると、このシミュレーターではクルー・ドラゴンを手動でドッキングするときに表示される実際のインターフェイスが再現されているといいます。

▲ドッキングシミュレーターを紹介するスペースXのツイート▲

シミュレーターのURLにアクセスすると、遊び方についての簡単な説明文が表示されます。要約すると、インターフェイスに表示されている緑色の数値がすべて「0.2以下」になるように機体をコントロールしなければなりません。

この画面で「BEGIN」をクリックもしくはタップすると、シミュレーターが起動します。なお、「INSTRUCTIONS」を選ぶと、機体の操作方法についての解説(英語)を読むことができます。

クルー・ドラゴンはISSのドッキングポートの中心から上下左右に離れた場所にあり、機体も斜めの方向を向いた状態でシミュレーションが始まります。左側のコントローラーで上下左右の水平移動と前後方向への加速、右側のコントローラーで上下左右の首振りと機体の傾きを制御します。コントローラーはクリックやタップで操作できますが、左のコントローラにーはキーボードのQWEASD、右のコントローラーにはテンキーの4~9が割り当てられているので、キーボードだけで操作することも可能です。

宇宙空間を模しているので、移動や回転を始めた機体は自然に停止することがありません。姿勢(首振りや傾き)を変えても機体の位置は変わらないので、まずは右のコントローラーで機体の制御に慣れるのがオススメです。

インターフェイスには機体の姿勢やドッキングポートからの距離を示す数値(緑色)や、機体の首振りや傾きが1秒間に変化する大きさ(青色)、ISSとの相対速度(青~オレンジ色)が表示されています。最初のページの説明に従って、インターフェイスの緑色の数値が0.2以下になるように、機体の姿勢を変えたり機体を上下・左右へ移動させたりしながら、機体を前に加速させてISSへと接近していきます。

ドッキングまであと1.6mのところです。ISSとの相対速度が速すぎるとドッキングに失敗してしまうので、ISSまでの距離が縮まるにしたがって機体を減速(後方へ加速)させる必要があります。相対速度の数値が青色になるように減速しつつ、ゆっくりと接近していきましょう。

ドッキングに成功すると「SUCCESS」、失敗すると「FAIL」の画面が表示されます。

なお、筆者はPCのブラウザで体験してみましたが、スマートフォンのブラウザでも遊ぶことができます。ただ、スマートフォンの機種にもよると思われますが、PCよりも機体の姿勢をピタリと合わせるのが難しく感じられました。

手軽にISSへのドッキングが体験できる本シミュレーター、一度プレイしてみてはいかがでしょうか?

 

関連:スペースX「クルー・ドラゴン」有人テスト飛行、5月28日に打ち上げ決定

Image Credit: SpaceX
Source: SPACEX – ISS Docking Simulator
文/松村武宏

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