NASAの監査総務(OIG)は11月14日、スペースXとボーイングによる宇宙飛行士の輸送は2020年夏以前には実施されないとの見通しを発表しました。

スペースXとボーイングはNASAとの契約の元、宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)へと運搬する商業乗員輸送の契約を結んでいます。現在スペースXは「クルー・ドラゴン」を、そしてボーイングは「CST-100 クルーライナー」を開発しています。

そしてスペースXとボーイングの開発が遅れることにより、ISSの運用に支障が出る可能性が指摘されています。具体的には商業輸送が始まるまで、NASAがISSへと送る宇宙飛行士の数を3人から1人に減らす可能性があるとしているのです。

さらに、このような宇宙飛行士の輸送計画の遅れは、トランプ政権下で目標とされている2024年の月面着陸に関する研究に影響することも指摘されています。

現時点では、スペースXとボーイングは2020年に宇宙飛行士の商業輸送を開始する予定です。しかし両社の宇宙船開発は何度も延期されており、具体的な開始時期は不透明なままです。

 

Image: スペースX/ボーイング
Source: Space.com
文/塚本直樹

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