NASAの宇宙飛行士募集に1万8300人が殺到。合格率は0.04%〜0.08%の狭き門に


NASAの宇宙飛行士の募集に1万8300人が応募した。
 
NASAが昨年開始した、宇宙飛行士の募集プログラム。NASAに選ばれた宇宙飛行士は商業宇宙船やISSだけでなく、火星探査に向けた準備ミッションにも参加できるという名誉あるものですが、その募集に最終的に1万8300人以上が応募を行ないました。NASAは2012年にも宇宙飛行士の募集を行ないましたが、その時の応募人数は6,300人。以前よりもさらに多くの人が、宇宙を目指す熱い情熱を抱いているようです。
 
なおその応募人数の多さのため、宇宙飛行士になれる確率はものすごく低いものとなっています。今後18ヶ月にわたりNASAは応募者の精査を行ない、選ばれるのはたったの8人〜14人。わずか0.04%〜0.08%の確率です。
 
今回の募集では、応募者はエンジニアリングや生物科学、自然科学、コンピューターサイエンス、数学のどれかを学士か、それ以上の学位で修了していること。そしてジェット機で1000時間以上の機長としての経験か、3年以上の専門分野での経験が求められます。その上で、NASAが適性ありと認められた候補者には声が掛かる仕組みです。うーん、恐ろしく狭き門ですね…。
 
そして幸運な合格者はスペースXのドラゴン宇宙船かボーイングのCST-100宇宙船ISS(国際宇宙ステーション)に向かうか、あるいはNASAのオリオン宇宙船でミッションを行ないます。これだけの狭き門をくぐり抜けた宇宙飛行士ですから、きっと素晴らしい発見を私たちにもたらしてくれることでしょう!
 
Image Credit: NASA
■The odds you'll get picked to be an astronaut are pretty low
http://www.theverge.com/2016/2/20/11079078/untitled