【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)


Source
  • Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI
  • sorae - ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した天王星の最新画像が公開

 

こちらは、soraeが2023年12月23日の記事内で紹介した『ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した天王星』です。この画像は「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」に搭載されている近赤外線カメラで2023年9月4日に取得したデータから作成された疑似カラー画像です。

ウェッブ宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)によると、天王星は公転軌道に対して自転軸が約98度傾いている上に公転周期が約84年と長いため、北極と南極の昼と夜はそれぞれ42年間、北半球と南半球の夏と冬はそれぞれ21年間も続きます。現在の天王星は北半球の季節が夏で、夏至は2028年です。一方、アメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機「ボイジャー2号」が到達した1986年には南半球が夏を迎えていましたが、今の南半球は長い夜が続く冬を過ごしています。

可視光線では薄い青色をした穏やかな球体に見える天王星も、赤外線の波長で観測するとよりダイナミックな姿を見せてくれます。本体を覆う白い極冠は季節的なもので、北極付近は周囲よりも少し明るくなっているのがわかります。極冠の境界付近やそれよりも低い緯度には明るい嵐が幾つか写っており、その数、発生頻度、発生場所は季節と気象がもたらす影響の組み合わせに左右されている可能性があるといいます。

(元記事より引用)

 

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