米企業インテュイティブ・マシーンズが月着陸機の横転理由に言及

アメリカ企業Intuitive Machines(インテュイティブ・マシーンズ)は2025年5月14日開催の決算説明会で、同社2回目の月着陸ミッション「IM-2」に言及しました。海外メディアのSpaceNewsが報じています。

IM-2の着陸機は日本時間2025年3月7日2時30分頃に月面へ到達したものの、着陸時に横転。一部のペイロードは稼働しましたが、バッテリーが尽きたため、着陸から約13時間でミッションは早期終了しました。

決算説明会では横転の理由について、レーザー高度計の信号に生じたノイズと歪み、着陸システムの精度に影響する高緯度地域での長い影、航法システムが参照する画像とはクレーターの見え方が異なる日照条件だと述べられました。

次のミッション「IM-3」では、異なるタイプの高度計複数を搭載するなどの対策を講じるということです。

関連画像・映像

Intuitive Machinesの月着陸ミッション「IM-2」の着陸機「Athena」のカメラで月面到達後に取得された画像
【▲ Intuitive Machinesの月着陸ミッション「IM-2」の着陸機「Athena」のカメラで月面到達後に取得された画像。この後にAthenaのバッテリーが尽きてミッションは早期終了した(Credit: Intuitive Machines)】
Intuitive Machinesの月着陸ミッション「IM-2」の着陸機「Athena」
【▲ Intuitive Machinesの月着陸ミッション「IM-2」の着陸機「Athena」(Credit: Intuitive Machines)】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典