
こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)で観測した「おおかみ座3(Lupus 3)」のクローズアップです。
さそり座の方向、約500光年先にあるおおかみ座3は、星形成領域「おおかみ座分子雲(Lupus Clouds)」の一部。
画像では白いもやが漂うばかりに見えますが、ガスと塵(ダスト)を材料に、新たな星が生み出される領域です。

NASA(アメリカ航空宇宙局)によると、画像の中央上・左・右下で明るく輝く星は、「Tタウリ型星(おうし座T型星)」と呼ばれるタイプの若い星です。
Tタウリ型星は主系列星へと進化する途中の段階にある星で、年齢は一般的に1000万年未満。中心で水素の核融合反応はまだ始まっておらず、星自身の収縮や物質が降着する時に放出されたエネルギーで輝くとされています。
また、変光星としても知られていて、落下する物質が作る降着円盤の不安定さや、星表面の黒点の移動などによって明るさが変わるとみられています。
こうした若い星を研究することは、星の形成過程をより深く理解することにつながります。
冒頭の画像は2026年1月16日付でNASAから公開されています。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
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