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若き星々が集う星形成領域 ハッブル宇宙望遠鏡が観測した“ペルセウス座”の「NGC 1333」

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した星形成領域「NGC 1333」。

ペルセウス座の方向、約950光年先にあるNGC 1333は、「ペルセウス座分子雲(Perseus molecular cloud)」の一部でもあります。

HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が観測した星形成領域「NGC 1333」(Credit: NASA, ESA, K. Stapelfeldt (Jet Propulsion Laboratory) and D. Watson (University of Rochester); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した星形成領域「NGC 1333」(Credit: NASA, ESA, K. Stapelfeldt (Jet Propulsion Laboratory) and D. Watson (University of Rochester); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America))】

星形成領域とは、その名の通り、ガスや塵(ダスト)を材料にして新たな星が形成されている領域のこと。ガスや塵が高密度に集まった分子雲の中でも、特に密度の高い部分が重力によって崩壊する(潰れる)ことで、星が誕生すると考えられています。

画像の左側に注目すると、翼を広げた鳥やコウモリのような、一対の暗い模様が見えています。

これは、原始星の近くを取り囲む原始惑星系円盤の影が、周囲の物質に投影されたもの。原始星そのものは、翼に似た2つの影に挟まれた中心に位置しています。

そこから視線を右に移していくと、雲の中に形成された空洞を星が照らしている、別の反射星雲が輝いています。

この星雲は、時間とともに明るさが変化することが知られています。その原因は、空洞の下隅で光を放つオリオン変光星「HBC 340」と「HBC 341」だと考えられています。

オリオン変光星は、不規則かつ急激に明るさを変える変光星で、散光星雲(反射星雲と輝線星雲)に関連していることが多いとされる星です。特に、下側のHBC 340のほうが明るく、変化も大きいため、星雲の明るさが変化する主な要因になっています。

画像の左上にある明るい星や、左下で輝く4つの明るい星々も、オリオン変光星に分類されています。また、画像全体を見渡すと、主系列星になる前の若い星があちらこちらに散在しているということです。

冒頭の画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)から2026年1月13日付で公開されています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典