スペースX、アマゾン「プロジェクト・カイパー」の衛星打ち上げ

アメリカ企業SpaceX(スペースX)は日本時間2025年7月16日、「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたアメリカ企業Amazon(アマゾン)の通信衛星「Kuiper(カイパー)」24機はすべて軌道に投入されたことを、SpaceXとAmazonが報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Falcon 9 (KF-01)

  • ロケット:Falcon 9 Block 5
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年7月16日15時30分
  • 発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
  • ペイロード:Kuiper衛星(24機)

KuiperはAmazonの衛星コンステレーションを構成する通信衛星で、世界中のブロードバンドアクセス向上を目指すという同社の「Project Kuiper(プロジェクト・カイパー)」で使用されます。計画では、Project Kuiperは3200機以上の衛星で運用されます。

2023年10月にULA=United Launch Alliance(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)のAtlas Vロケットで2機の試験機が打ち上げられた後、2025年4月と同年6月にAtlas Vで各27機・合計54機のKuiper衛星が打ち上げられていました。

今回のミッション「KF-01」は、Project Kuiperの衛星コンステレーション構築に向けた3回目の打ち上げとなります。SpaceXがKuiper衛星を打ち上げるのは今回が初めてで、Falcon 9ロケットに搭載されていた24機の衛星はすべて軌道に投入されたということです。

関連画像・映像

24機のKuiper衛星を搭載して打ち上げられたSpaceXの「Falcon 9」ロケット(Credit: SpaceX)
【▲ 24機のKuiper衛星を搭載して打ち上げられたSpaceXの「Falcon 9」ロケット(Credit: SpaceX)】
Kuiper衛星を搭載した「Falcon 9」ロケットの飛跡(Credit: SpaceX)
【▲ Kuiper衛星を搭載した「Falcon 9」ロケットの飛跡(Credit: SpaceX)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典