ULA、アマゾンの衛星コンステレーション構築に向け2回目の衛星打ち上げ

ULA=United Launch Alliance(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)は日本時間2025年6月23日、「Atlas V(アトラスV)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたアメリカ企業Amazon(アマゾン)の通信衛星「Kuiper(カイパー)」27機はすべて軌道に投入されたことを、ULAが報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Atlas V 551 (KA-02)

  • ロケット:Atlas V 551
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年6月23日19時54分
  • 発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
  • ペイロード:Kuiper衛星(27機)

KuiperはAmazonの衛星コンステレーションを構成する通信衛星で、世界中のブロードバンドアクセス向上を目指すという同社の「Project Kuiper」で使用されます。

2023年10月にULAのAtlas Vロケットで2機の試験機が打ち上げられ、2025年4月には第1回として27機のKuiper衛星が打ち上げられていました。

今回のミッション「KA-02」は、Project Kuiperの衛星コンステレーション構築に向けた2回目の打ち上げとなります。前回同様に27機のKuiper衛星が搭載され、すべて分離に成功したということです。

Project Kuiperは3200機以上の衛星で運用される計画です。ULAはその半分以上の打ち上げを担い、Atlas Vで7回、新型の「Vulcan(バルカン、ヴァルカン)」ロケットで38回のKuiper衛星群打ち上げを予定しています。

関連画像・映像

27機のKuiper衛星を搭載して打ち上げられたULAの「Atlas V」ロケット(Credit: ULA)
【▲ 27機のKuiper衛星を搭載して打ち上げられたULAの「Atlas V」ロケット(Credit: ULA)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典