広告
広告
スペースワン、「カイロス」ロケット3号機を2026年2月に打ち上げ予定

スペースワン株式会社は2025年12月15日付で、同社の「カイロス(KAIROS)」ロケット3号機の打ち上げ予定日時を発表しました。

同社のプレスリリースによると、カイロス3号機の打ち上げ予定日は日本時間2026年2月25日、打ち上げ時間帯は11時00分~11時20分です。打ち上げ予備期間は2026年2月26日~2026年3月25日となります。

カイロス3号機のペイロードは以下の小型衛星で、高度約500kmの太陽同期軌道に投入される予定です。

・テラスペース株式会社の「TATARA-1R」
・株式会社Space Cubicsの「SC-Sat1a」
・広尾学園の「HErO(Hiroo Engineering for Orbit)」
・株式会社アークエッジ・スペースの「AETS-1」
・TASA=台湾国家宇宙センターの「NutSat-3」

カイロスとは

上昇する「カイロス」ロケット2号機。公式ライブ配信から(Credit: スペースポート紀伊周辺地域協議会)
【▲ 上昇する「カイロス」ロケット2号機。公式ライブ配信から(Credit: スペースポート紀伊周辺地域協議会)】

カイロスはスペースワンが開発した全長約18m・3段式の固体燃料ロケットで、ペイロードの軌道投入精度を高めるための液体推進系キックステージを備えています。発射場は和歌山県のスペースポート紀伊で、同社は契約から打ち上げまでの「世界最短」と打ち上げ頻度の「世界最高頻度」を目指すとしています。

カイロス初号機は内閣衛星情報センターの「短期打上型小型衛星」を搭載して2024年3月13日に打ち上げられましたが、発射約5秒後にロケットの自律飛行安全システムによる飛行中断措置が自律的に行われて射場直上で爆発し、衛星の軌道投入は達成されませんでした。

続く2024年12月18日に5機の小型衛星を搭載して打ち上げられたカイロス2号機は、発射約3分7秒後に自律的な飛行中断措置が行われ、初号機に続いて衛星の軌道投入には至りませんでした。

スペースワンによると、初号機では推進薬の燃焼速度を予測するプロセスに問題があり、やや厳しく設定されていた飛行正常範囲を逸脱したとシステムが判断したことで、飛行中断措置に至ったとみられています。

また、2号機では飛行中に1段目ノズルの角度を正常に検知できなくなったことで姿勢が乱れ、2段目でも姿勢を立て直せなかったことで、飛行中断措置に至ったとみられています。

 

文・編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典