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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESA/Hubble)

今回紹介するのは、ESA/Hubbleが2014年1月2日に公開した、2つの系外惑星のサイズを地球と海王星と比較した想像図です。

左から順に、地球、GJ 1214b、海王星、GJ 436bが描かれています。GJ 1214bは"へびつかい座"の方向約48光年先、GJ 436bは"しし座"の方向約32光年先に位置している系外惑星です。2014年当時、GJ 1214bは地球より大きな「スーパーアース」、GJ 436bは主星の近くを公転する「ウォーム・ネプチューン」として紹介されました。

地球、系外惑星「GJ 1214b」、海王星、系外惑星「GJ 436b」の大きさを比較した想像図(Credit: NASA, ESA, A. Feild and G. Bacon[STScI])
【▲ 地球、系外惑星「GJ 1214b」、海王星、系外惑星「GJ 436b」の大きさを比較した想像図(Credit: NASA, ESA, A. Feild and G. Bacon[STScI])】

地球と海王星の中間サイズの惑星は太陽系には存在しません。一方、NASAのケプラー宇宙望遠鏡による観測から、同じようなサイズの惑星は天の川銀河に数多く存在することが分かっています。

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分光観測で見えた「雲に覆われた大気」

この想像図は、ハッブル宇宙望遠鏡による分光観測で、系外惑星「GJ 436b」と「GJ 1214b」の大気が雲に覆われている可能性が示された研究成果をもとに制作されました。

惑星が主星の手前を通過(トランジット)すると、主星の光の一部が惑星の大気を通ります。その光を分析すれば、大気に含まれる物質を調べられます。雲のない大気であれば、水蒸気やメタンなどに由来する特徴が光のスペクトルに現れると予想されます。しかし、GJ 436bとGJ 1214bの観測では、こうした特徴がほとんど見られませんでした。

しかし、これは大気が存在しないということではなく、高高度の雲やもやが、その下にある大気の特徴を隠している可能性も考えられます。GJ 1214bでは、ハッブル宇宙望遠鏡による詳細な追加観測の結果から、雲のない大気では説明しにくいことが分かり、厚い雲やもやに覆われていると考えられました。

一方、GJ 436bでは、雲に覆われている可能性だけでなく、水素が少なく、水蒸気や一酸化炭素、二酸化炭素などの重い分子を多く含む大気である可能性も残されました。

※…2014年当時、GJ 1214bは「スーパーアース」と紹介されていましたが、現在は厚い大気を持つ「ミニ・ネプチューン」や「サブ・ネプチューン」とも呼ばれています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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