
日本時間2025年4月20日、3名の宇宙飛行士が搭乗したロシアの宇宙船「Soyuz(ソユーズ)MS-26」がISS=国際宇宙ステーションを離れて地球へ無事帰還しました。
ISSに約7か月間滞在 NASA宇宙飛行士は“70歳の誕生日に帰還”
帰還したのはRoscosmos(ロスコスモス)のAleksey Ovchinin(アレクセイ・オブチニン)宇宙飛行士とIvan Vagner(イワン・ワグネル)宇宙飛行士、NASA=アメリカ航空宇宙局のDonald Pettit(ドナルド・ペティ)宇宙飛行士です。
3名が搭乗したSoyuz MS-26は、日本時間2025年4月20日6時57分にISSロシア区画の「Rassvet(ラスベット)」モジュールから分離してISSを離脱。大気圏へ再突入した同船の帰還モジュールは、日本時間同日10時20分にカザフスタン共和国の都市ジェスカスガンの南東へ着陸しました。
NASAによると、日本時間2024年9月12日に打ち上げられてISSに到着した3名は、今回のミッションで220日間の宇宙滞在を記録。通算宇宙滞在時間はOvchinin宇宙飛行士が595日、Vagner宇宙飛行士が416日、Pettit宇宙飛行士が590日となりました。
なお、NASAのPettit宇宙飛行士は1955年4月20日生まれです。Soyuz MS-26が着陸した時刻はアメリカでは4月19日の夜でしたが、カザフスタンでは4月20日の朝であり、NASAは「70歳の誕生日に宇宙飛行士が帰還」と伝えています。
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文・編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- NASA - Astronaut Returns to Earth on 70th Birthday with Soyuz Crew