
(引用元:ESO)
今回紹介するのは、赤色巨星へ進化した遠い未来の太陽を、地球付近から眺めたように描いた想像図です。ESO(ヨーロッパ南天天文台)から2018年9月6日に公開されました。

約46億年前に誕生した太陽は、現在も中心部で毎秒約6億トンの水素を消費し、ヘリウムへ変える核融合反応によって輝いています。約50億年後に中心部の水素が尽きると、その周囲にある殻状の領域で核融合が進み、外層は大きく膨張します。表面温度も低下するため、太陽は赤みを帯びた「赤色巨星」へと進化します。
赤色巨星と化した太陽は、膨張の過程で水星や金星を飲み込むと予想されています。地球も同じ運命を辿るかについては研究者によって見解が分かれていますが、いずれにせよ、最終的に太陽は外層のガスを宇宙空間へ放出し、中心部に「白色矮星」だけを残してその一生を終えると考えられています。
この画像はあくまで想像図にすぎませんが、遠い未来の地球から見た太陽の姿を印象的に表現した一枚といえます。
ESOが公開したプラネタリウム番組
この想像図は、ESOのプラネタリウム番組『The Sun, Our Living Star』の一場面として制作されました。ESOは2018年9月6日に番組を発表し、翌7日からドイツにある「ESO Supernova Planetarium & Visitor Centre」で上映を開始しました。作品では、太陽が地球の風や天候、季節に与える影響をはじめ、光合成を通じて生命を支えていること、人類の文化や宗教と深く関わってきたことなどが、フルドーム映像で紹介されています。
2026年現在も、ESO Supernovaの公式サイトには番組ページや上映情報が掲載されており、トレーラー動画も公開されています。
編集/sorae編集部






















