アメリカ航空宇宙局(NASA)は2025年1月7日付で、NASAの商業月輸送サービス(CLPS)の下で実施されるアメリカの民間企業Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸機「Blue Ghost」によるミッション「Blue Ghost Mission 1」の打ち上げが、早ければ日本時間2025年1月15日15時11分に実施される予定であると発表しました。
日米民間企業の月着陸機2機が相乗り
Blue Ghostはアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センター39A射点からSpaceXの「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットで打ち上げられますが、同じロケットには日本の民間企業ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2 “VENTURE MOON” の月着陸機「RESILIENCE」も搭載されます。
RESILIENCEにはペイロードの1つとしてispace EUROPEが開発した小型月面探査車(マイクロローバー)「TENACIOUS」が搭載されており、月面でレゴリス(月の土壌)を採取する予定です。
Firefly Aerospaceの月着陸機が打ち上げられるのは今回が初めて。ispaceは2回目で、2023年4月に試みられたHAKUTO-Rミッション1の月着陸機による月面着陸は失敗に終わっています。月面着陸を目指す日米民間企業の月着陸機が相乗りしたFalcon 9の打ち上げに注目です。
- ispace「HAKUTO-R」ミッション2のマイルストーンを発表 2025年1月中旬にも打ち上げ(2024年12月21日)
Source
- NASA - NASA Science, Tech Launching to Moon in Mid-January
文・編集/sorae編集部