ispace「HAKUTO-R」ミッション2の月着陸機など早ければ1月15日に打ち上げへ
【▲ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで公開されたHAKUTO-Rミッション2の月着陸船「RESILIENCE」(Credit: ispace)】

アメリカ航空宇宙局(NASA)は2025年1月7日付で、NASAの商業月輸送サービス(CLPS)の下で実施されるアメリカの民間企業Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸機「Blue Ghost」によるミッション「Blue Ghost Mission 1」の打ち上げが、早ければ日本時間2025年1月15日15時11分に実施される予定であると発表しました。

日米民間企業の月着陸機2機が相乗り

アメリカの民間企業Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸機「Blue Ghost」(Credit: Firefly Aerospace)
【▲ アメリカの民間企業Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸機「Blue Ghost」(Credit: Firefly Aerospace)】

Blue Ghostはアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センター39A射点からSpaceXの「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットで打ち上げられますが、同じロケットには日本の民間企業ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2 “VENTURE MOON” の月着陸機「RESILIENCE」も搭載されます。

RESILIENCEにはペイロードの1つとしてispace EUROPEが開発した小型月面探査車(マイクロローバー)「TENACIOUS」が搭載されており、月面でレゴリス(月の土壌)を採取する予定です。

Firefly Aerospaceの月着陸機が打ち上げられるのは今回が初めて。ispaceは2回目で、2023年4月に試みられたHAKUTO-Rミッション1の月着陸機による月面着陸は失敗に終わっています。月面着陸を目指す日米民間企業の月着陸機が相乗りしたFalcon 9の打ち上げに注目です。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで公開されたHAKUTO-Rミッション2の月着陸機「RESILIENCE」(Credit: ispace)
【▲ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで公開されたHAKUTO-Rミッション2の月着陸機「RESILIENCE」(Credit: ispace)】

 

Source

  • NASA - NASA Science, Tech Launching to Moon in Mid-January

文・編集/sorae編集部