航空機からのロケット打ち上げを目指す、ストラトローンチ・システムズ。同社の巨大な打ち上げ用航空機「ストラトローンチ」が、再びタキシング(滑走路の地上移動)を行いました。
ストラトローンチは翼長約120m、重量約230tの世界最大の航空機で、ボーイング 747のエンジンを6つ搭載。2機の航空機を合体させたようなフォルムが特徴です。昨年12月にもタキシングを行いましたが、今回は時速46マイル(約74km)とその速度を上げての移動を試みました。
マイクロソフトの共同創立者ことポール・アレンが率いるストラトローンチ・システムズ社は、ストラトローンチにてロケットを搭載し、空中からの打ち上げを目指しています。すでにオービタルATKと「ペガサスXL」ロケットの打ち上げ契約を結んでいるとも報じられており、2019年には初飛行を予定しています。
計画によれば、ストラトローンチの初飛行は2019年。気象状況に影響されにくいストラトローンチは、安価な小型衛星の打ち上げ手段としての未来が期待されます。
Image Credit: ストラトローンチ・システムズ
■Watch the world’s biggest airplane taxi down a runway as it preps for its first flight
https://www.theverge.com/2018/2/28/17062872/stratolaunch-worlds-biggest-airplane-test-video
(文/塚本直樹)
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