【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Bally; Acknowledgement: M. H. Özsaraç
- sorae - ハッブル宇宙望遠鏡が撮影、オリオン大星雲のハービッグ・ハロー天体
こちらは、soraeが2022年8月10日の記事内で紹介した『散光星雲「オリオン大星雲(M42)」にあるハービッグ・ハロー天体「HH 505」とその周辺を捉えた画像』です。
ハービッグ・ハロー(Herbig-Haro)天体とは、若い星の周囲に見られる明るい星雲状の天体のこと。若い星から恒星風やジェットとして流れ出たガスが、周囲のガスや塵の雲と衝突して励起させることで、光が放たれていると考えられています。
欧州宇宙機関(ESA)によると、HH 505の場合、ガスは画像中央のやや上で輝いている約1000光年先の星「オリオン座IX星(IX Ori)」から流れ出ているようです。このガスの流れは、オリオン大星雲の中心部(画像の左方向)からくるガスや塵の大規模な流れと相互作用して曲がりくねるように歪み、画像の上下に曲線状の構造として見えているといいます。
文・編集/sorae編集部