【▲ 飛翔するH3ロケット試験機1号機のCGイメージ(Credit: JAXA)】

H3ロケットとは、従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。(※読み方:H3=えいちすりー)

H3ロケット試験機1号機の打ち上げは、当初2020年度の予定でしたが、第1段に使われている新開発のエンジン「LE-9」の問題を解決するために2度延期されていました。

H3ロケット 試験1号機 ニュース

  • 【2023年3月7日 更新】
    打ち上げ失敗
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  • 【2023年3月4日 更新】
    打ち上げ日程変更 3月7日に再設定
  • 【2023年3月3日 更新】
    打ち上げ日程再設定
  • 【2023年2月24日 更新】
    打ち上げ中止の原因について
  • 【2023年2月17日 更新】
    打ち上げ中断
  • 【2023年2月14日 更新】
    打ち上げを17日に再設定(JAXA)
  • 【2023年2月9日 更新】
    打ち上げを15日に再設定(JAXA)
  • 【2023年2月6日 更新】
    打ち上げを13日から数日延期(JAXA)
  • 【2022年12月23日 更新】
    打ち上げを2月12日に設定(JAXA)

    H3ロケット とは?

    「H3」ロケットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業株式会社が共同開発した日本の新型ロケットです。現在運用されている「H-IIA」ロケットの後継機として、H-IIAロケットの運用で見えてきた課題を解決するとともに、「柔軟性」「高信頼性」「低価格」の3つの要素をもち、利用者が「使いやすい」ロケットを目標に据えて開発されました。

    H3ロケット 試験機1号機と「だいち3号」

    H3試験機1号機は、初めてH3ロケットを実際に打ち上げ、総合システムとしての最終試験を行うとともに、 その一環としてJAXAが開発した先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載し、所定の軌道へ投入することを目的としています。(JAXA)

    参照:試験機1号機ミッション概要(JAXA)

    H3ロケット試験機1号機。1段実機型タンクステージ燃焼試験後の画像

    【▲ H3ロケット試験機1号機。1段実機型タンクステージ燃焼試験後の画像。2022年11月8日撮影(Credit: JAXA)】

    H3ロケット試験機1号機に搭載される人工衛星は「だいち3号(ALOS-3)」です。「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発されました。

    「だいち3号」は、「だいち」と比較して大型の高性能センサを搭載し、これまでの観測幅を維持しつつ、さらに高い地上分解能を実現しています。「だいち3号」は地球全体の陸域を継続的に観測し、蓄積されたデータは防災や災害対策などの安全保障に活用します。

    参照:先進光学衛星「だいち3号(ALOS-3)」(JAXA)

    【▲ 先進光学衛星「だいち3号」の想像図(Credit: JAXA)】

    【▲ 先進光学衛星「だいち3号」の想像図(Credit: JAXA)】

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    H3とH-IIAの外観の比較

    過去の情報

     

     

    Source

    • Image Credit: JAXA
    • JAXA

    文/sorae編集部