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踊ってる? VLTが観測した2つの渦巻銀河「NGC 5426」と「NGC 5427」

こちらは、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)が観測した銀河「NGC 5426」と「NGC 5427」。

下側がNGC 5426で、上側がNGC 5427です。おとめ座の方向、約1億2000万光年先にあります。

2つの似たような大きさの渦巻銀河が互いの渦巻腕(渦状腕)を伸ばして、踊っているようにも見える姿。

ESOはその様子を「A Galactic Ballet(銀河のバレエ)」と表現しています。

ESOのVLT(超大型望遠鏡)が観測した銀河「NGC 5426(下)」と「NGC 5427(上)」(Credit: ESO)
【▲ ESOのVLT(超大型望遠鏡)が観測した銀河「NGC 5426(下)」と「NGC 5427(上)」(Credit: ESO)】

天文学者のHalton Arpが1966年にまとめた特異銀河(特異な形態を持つ銀河)のカタログ「Atlas of Peculiar Galaxies」には、「Arp 271」として収録されています。

ひとつひとつは整った渦巻銀河に見えますが、一部の研究者は合体して1つの銀河になっていく途中の段階だと考えています。

重力を介した銀河どうしの相互作用は、星形成活動を促進することがあります。NGC 5426とNGC 5427をつなぐ橋にも、その兆候が見られるといいます。

私たちが住む天の川銀河も、隣のアンドロメダ銀河(M31)と数十億年後に衝突・合体する可能性があると考えられています。

はるか未来の天の川銀河とアンドロメダ銀河も、ひょっとしたらこのような姿に見えるようになるのかもしれません。

冒頭の画像はVLTの観測装置「FORS2」で取得したデータを使って作成されたもので、ESOから2020年5月18日付で公開されました。

本記事は2020年5月19日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典