ブルーオリジン、「ニューシェパード」で12回目の有人ミッション実施

アメリカ企業Blue Origin(ブルーオリジン)は日本時間2025年5月31日、同社の再使用型ロケット「New Shepard(ニューシェパード)」による有人宇宙飛行ミッションを実施しました。搭乗していた6名のクルーは無事地上へ帰還したことを、同社がウェブサイトやSNSで報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

New Shepard (NS-32)

  • ロケット:New Shepard
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年5月31日22時39分
  • 発射場:ローンチサイト・ワン(西テキサス、アメリカ)
  • ペイロード:クルーカプセル(乗員6名)

今回のミッションは「NS-32」と呼ばれています。6名のクルーが搭乗したクルーカプセルは海抜高度105kmの宇宙空間(※)に到達し、発射から約10分後にパラシュートで地上へ帰還しました。

現在ブルーオリジンが実施している有人宇宙飛行は地球周回軌道に入らないサブオービタル飛行(弾道飛行)で、今回実施されたNS-32は同社にとって12回目の有人宇宙飛行ミッションとなりました。

※…国際航空連盟(FAI)によって定められた宇宙空間と地球大気圏の境界は海抜高度100kmで、カーマン・ラインと呼ばれています。

関連画像・映像

6名のクルーが搭乗したカプセルを搭載して打ち上げられたNS-32ミッションの「New Shepard」ロケット
【▲ 6名のクルーが搭乗したカプセルを搭載して打ち上げられたNS-32ミッションの「New Shepard」ロケット(Credit: Blue Origin)】
パラシュートを展開して帰還する「New Shepard」ロケットのクルーカプセル
【▲ パラシュートを展開して帰還する「New Shepard」ロケットのクルーカプセル(Credit: Blue Origin)】
Blue Originの有人宇宙飛行ミッション「NS-32」のクルー
【▲ Blue Originの有人宇宙飛行ミッション「NS-32」のクルー(Credit: Blue Origin)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典



LG