
株式会社パスコは2025年9月24日、国産小型衛星事業者と販売店契約を締結し、合成開口レーダー(SAR)衛星「QPS-SAR」「StriX」、光学衛星「GRUS」のデータ提供サービスを国内外に向けて開始すると発表しました。高頻度観測に対応した小型衛星のラインアップを加えることで、災害監視やインフラ管理など多様なニーズに応えていくとしています。
提供を開始する国産小型衛星
QPS-SAR(キューピーエス-サー):QPS研究所
展開式の大型パラボラアンテナを搭載した小型SAR衛星コンステレーションです。現在は12号機まで打ち上げ済みで、傾斜回帰軌道への重点投入により世界の大都市圏観測を重視した体制を構築しています。悪天候や夜間でも観測でき、災害監視やインフラ管理などでの活用が想定されています。
StriX(ストリクス):Synspective
25cm級の高解像度モードに対応し、3m分解能では一度に最大1万平方キロメートルの撮像が可能です。傾斜回帰軌道と太陽同期回帰軌道を組み合わせ、不可視領域を避けた柔軟な撮像計画に対応します。災害対応やインフラ管理など、多岐にわたる分野で活用されています。
GRUS(グルース):アクセルスペース
パンクロ2.5m、マルチスペクトル5mの分解能を持つ光学衛星コンステレーションです。小型ながら最新の光学系・センサーを採用し、幅55km以上の広範囲を効率的に撮影できます。地球全体の画像取得を高効率に進められる点が特徴です。
パスコは2007年に衛星事業を本格化して以来、衛星データの販売から分析・解析、サービス開発までを一貫して手がけてきました。稼働10年超の「ASNARO-1」の運用に加え、JAXAの陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」および先進レーダー衛星「だいち4号(ALOS-4)」のデータ・サービス事業者としても参画しています。自社の衛星地上局を保有し、国産ロケット打ち上げ時の追尾やテレメトリ受信・伝送の実績も有しており、今回の小型衛星データの取り扱い開始により、「広い観測幅や高分解能の大型衛星」×「高頻度で撮影できる小型衛星」の組み合わせで、利用者の要望によりきめ細かく応えていく構えです。
編集/sorae編集部
(編集部注:本記事はリリース情報にもとづく第三者報道です。詳細は公式サイトの最新情報をご確認ください)
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