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株式会社QPS研究所は2025年9月1日、同社の小型SAR(合成開口レーダー)衛星「QPS-SAR 12号機」、愛称「クシナダ-I」で取得した初画像を公開しました。

新潟市・牧之原市・ニューヨークのSAR画像を公開

クシナダ-Iはアメリカ企業Rocket Lab(ロケットラボ)の「Electron(エレクトロン)」ロケットで日本時間2025年8月5日に打ち上げられ、同日夕方に収納型アンテナの展開に成功していました。QPS研究所の衛星で打ち上げに成功したのはクシナダ-Iが10機目となります。

QPS-SARは分解能1.8mの通常モードと分解能46cmの高精細モードで観測が可能です。今回公開された画像はいずれも高精細モードで取得されたもので、2025年8月29日17時46分に新潟県新潟市、同日16時04分に静岡県牧之原市、2025年8月28日22時32分にアメリカ・ニューヨーク州ニューヨークを、それぞれ観測したものとなります(時刻はすべて現地時間)。

地球上の任意の地点を平均10分間隔の“ほぼリアルタイム”で観測することを目指すQPS研究所は、36機の小型SAR衛星で構成された衛星コンステレーション(※)の構築を進めています。

2025年は3月に9号機「スサノオ-I」、5月に10号機「ワダツミ-I」、6月に11号機「ヤマツミ-I」、そして8月にクシナダ-Iと相次いで軌道に投入していて、いずれも初画像の取得に成功しています。

※…地球観測や通信サービス提供などを連携して行うための人工衛星群のこと。

関連画像・映像

QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)で日本時間2025年8月29日17時46分に取得した新潟県新潟市の様子。越後平野を流れる信濃川とその周囲の田畑が捉えられている(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)で日本時間2025年8月29日17時46分に取得した新潟県新潟市の様子。越後平野を流れる信濃川とその周囲の田畑が捉えられている(Credit: QPS研究所)】
QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)で日本時間2025年8月29日16時04分に取得した静岡県牧之原市の様子。茶畑や自動車工場(スズキ 相良工場)などが捉えられている(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)で日本時間2025年8月29日16時04分に取得した静岡県牧之原市の様子。茶畑や自動車工場(スズキ 相良工場)などが捉えられている(Credit: QPS研究所)】
QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)でアメリカ東部夏時間2025年8月28日22時32分に取得したアメリカ・ニューヨーク州ニューヨークの様子。マンハッタンのセントラルパーク周辺が捉えられている(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS-SAR 12号機「クシナダ-I」の合成開口レーダー(SAR)でアメリカ東部夏時間2025年8月28日22時32分に取得したアメリカ・ニューヨーク州ニューヨークの様子。マンハッタンのセントラルパーク周辺が捉えられている(Credit: QPS研究所)】
QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと12号機「クシナダ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと12号機「クシナダ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典