民間宇宙旅行のヴァージン・ギャランティック、エンジン飛行むけ6回目のグライダー飛行実施

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民間宇宙旅行という大きな夢に向けて、テストを繰り返す米ヴァージン・ギャランティック社。その宇宙旅行用のスペースプレーン「スペースシップ・ツー」が2017年8月4日、カリフォルニア州のモハーヴェ空港で6回目のグライダー飛行を行いました。
 
これまでも繰り返しグライダー飛行を行い、今年からは再突入システムの利用も試みているスペースシップ・ツー。そして今回のグライダー飛行では、機体に将来のエンジン飛行で利用する「ハイブリッド推進システム」を搭載した状態で行いました。

酸化剤タンクには酸化二窒素を、そして圧力タンクもヘリウムによって満たされていた状態での飛行。ただし固体燃料ケーシングは搭載されず、かわりに水を満たしたバラストタンクを利用。この飛行を、ヴァージン・ギャランティック社は「ドライ・ラン(dry run)」と呼んでいます。飛行では実際に酸化二窒素を噴出したりと、かなり実際のエンジン飛行に近い状態で行われたそうです。
 
スペースシップ・ツーの初のエンジン飛行については、まだその時期は明かされていません。しかし同社の「2018年半ばにCEOがテスト飛行を行い、2018年末までに商業飛行を開始する」というスケジュールを信じれば、年内にはエンジン飛行が行われるものと思われます。現時点ではスペースシップ・ツーのチケットは一人あたり25万ドル(約2800万円)と超高額ですが、いずれ私達の手がとどくような価格になるのでしょうか?
 
Image Credit: Virgin Galactic
■Virgin Galactic carries out “dry run” for powered SpaceShipTwo flights
http://spacenews.com/virgin-galactic-carries-out-dry-run-for-powered-spaceshiptwo-flights/