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20160715nanta
 
2014年の10月に打ち上げに失敗し大爆発を起こすも、その後燃焼試験をパスするなど着々と宇宙への再挑戦を狙っていた「アンタレスロケット」。その開発元となるオービタルATKとNASAは14日、アンタレスロケットの打ち上げを2016年8月22日以降に行うと発表しました。
 
アンタレスロケットはヴァージニア州のワロップス飛行施設から打ち上げが行われます。ミッションの任務としては以前のアンタレスと同じく、シグナス補給船ISS(国際宇宙ステーション)に送り届ける予定です。
 
なお、以前のアンタレスロケットの打ち上げ失敗は「AJ26エンジン」が原因だったとされています。このAJ26は40年前の旧ソ連製のエンジンを元にエアロジェット ロケットダインが開発したものですが、今後はロシアのNPOエネゴマシュによる「RD-181 エンジン」が利用されます。
 
またオービタルATKはNASAと、ISSへの補給任務に関する契約を2024年まで保持しています。そのため補給船を打ち上げる手段が必要なのですが、アンタレスロケットの打ち上げ失敗後にはULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)のアトラスVロケットに任務を依頼していました。約2年ぶりとなるアトラスロケットの打ち上げで、オービタルATKが打ち上げミッションを軌道に乗せることができか、注目です。
 
Image Credit: NASA
■Orbital ATK’s updated Antares rocket scheduled to fly for the first time on August 22nd
http://www.theverge.com/2016/7/14/12190948/orbital-atk-antares-rocket-launch-august-nasa-iss

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