
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が捉えた天王星系です。環と複数の衛星が写るこの画像には、これまで未確認だった衛星「S/2025 U 1」も写り込んでいます。
※…本記事は2025年8月の情報にもとづきます。S/2025 U 1発見以降、追加の発表はありません。(2026年1月現在)

この観測は、ウェッブの近赤外線カメラ「NIRCam」で2025年2月2日に行われました。NASAによると、約6時間のあいだに40分の長時間露光画像を10枚取得し、その中から新衛星を捉えたといいます。
注目したいのは、天王星本体・環・衛星が1枚に収まっている点です。これらは明るさの差が非常に大きいため、同じ条件のまま一枚で見やすく表現するのは簡単ではありません。そこで、この画像(および関連するタイムラプス)は、同じ観測データを3通りに処理して合成し、大気の模様、環の構造、点のように淡く写る衛星まで見分けられるようにしています。
新しく確認されたS/2025 U 1は、他の小衛星と同程度の反射率を仮定すると直径は約10kmと推定。NASAは、天王星中心から約5万6000kmの位置で、オフィーリア(Ophelia)とビアンカ(Bianca)の軌道の間を回っていると説明しています。なお、環のすぐ内側を回るコーディリア(Cordelia)は、環のまぶしさの影響でこの画像では見えないとされています。
この発見によって天王星の既知の衛星は通算29個になりましたが、さらに多くの未発見の衛星が眠っている可能性があります。今後の観測によって天王星の衛星の数がどこまで増えるのか、また環の近くを回る小さな衛星たちがどのように形成され、維持されているのか、より詳しく明らかになることが期待されています。
画像に写っている天王星の衛星

- 新衛星「S/2025 U 1」
- Mab:マブ
- Perdita:ペルディータ
- Puck:パック
- Cressida:クレシダ
- Miranda:ミランダ
- Juliet:ジュリエット
- Cupid:キューピッド
- Portia:ポーシャ
- Rosalind:ロザリンド
- Ophelia:オフィーリア
- Bianca:ビアンカ
- Desdemona:デズデモーナ
- Belinda:ベリンダ
編集/sorae編集部























