
月面探査プログラムを進める株式会社ispaceは2026年2月27日、2026年度の株主優待制度の内容を発表しました。今年の目玉となるのは、現在日本で開発が進められている大型月着陸機「シリーズ3ランダー(仮称)」の試験モデル見学会です。
シリーズ3ランダーの試験モデルを間近で

100株以上を保有する株主を対象に、2026年夏以降、シリーズ3ランダーの試験モデルを間近で見学できるイベントが開催されます。試験モデルは実際のフライトモデルに極めて近い状態のもので、当日は経営陣から事業内容や開発進捗の説明、株主との質疑応答の時間も設けられる予定です。
参加は応募制の抽選となりますが、継続保有期間に応じて当選枠が配分される仕組みとなっています。継続2年以上の保有者に当選枠の約5割、1年以上2年未満に約3割、1年未満に約2割が割り当てられる予定です。
新本社で経営陣と対話する「ムーンギルド・ミーティング」

1000株以上を保有する株主には、上記の見学会に加え、2026年3月9日に移転予定のispace新本社への招待イベント「ムーンギルド・ミーティング」への参加応募権利も提供されます。2026年秋以降に開催予定で、オフィス見学のほか、経営陣との対話を通じてこれまでの歩みやビジョン、開発の最新状況が共有される場となります。
イベント名の「ギルド」には、共通の志を持つ共同体として、株主とともに長期的な価値を創出していくという同社のビジョンが込められているといいます。
ミッション4は2028年打ち上げ予定
ispaceは現在、経産省SBIR補助金を活用してシリーズ3ランダーを開発中です。2027年には米国法人主導の「ミッション3」、2028年にはシリーズ3ランダーを用いた「ミッション4」の打ち上げを予定しています。同社はミッション1(2022年12月)、ミッション2(2025年1月)を通じて月周回までの輸送能力やランダーの制御機能を実証しており、今後の商業ミッションに向けた開発を加速させています。
今回発表された優待の対象となるのは、2026年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主です。なお、各イベントへの応募にはispace株主向けメールマガジンへの事前登録(2026年3月31日まで)が必要となります。
文・編集/sorae編集部
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