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衝突初期段階の銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が観測した「NGC 2292」と「NGC 2293」

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した相互作用する2つの銀河、「NGC 2292」と「NGC 2293」です。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した銀河「NGC 2292」(右)と「NGC 2293」(左)(Credit: NASA, ESA, and W. Keel (University of Alabama))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した銀河「NGC 2292」(右)と「NGC 2293」(左)(Credit: NASA, ESA, and W. Keel (University of Alabama))】

NASA=アメリカ航空宇宙局によると、おおいぬ座の方向にあるこの2つの銀河は衝突の初期段階にあります。

2つの銀河の明るい中心部の下には、1本の渦巻腕(渦状腕)が見えています。両方の銀河を包み込むように伸びているこの腕は、衝突によって星間ガスが圧縮されて密度が高まり、新たな星形成が促されたことで形成された可能性があるといいます。

銀河は互いに接近すると、重力を介して相互作用するようになります。すれ違いや衝突の過程でその形態は大きく変化し、やがて1つの銀河に合体していきます。

天の川銀河もより小さな銀河との衝突を何度も経験して成長してきたと考えられており、数十億年後には約250万光年先の「アンドロメダ銀河(M31)」と衝突・合体する可能性があるとみられています。

広大な宇宙で繰り広げられる壮大な銀河どうしの衝突・合体、その初期段階を捉えた冒頭の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」で取得したデータを使って作成されたもので、NASAから2020年10月29日付で公開されました。

本記事は2020年11月4日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典