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こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した棒渦巻銀河「NGC 4907」。

明るく輝く中央の棒状構造、その両端から伸びた青色の渦巻腕(渦状腕)が、優しく巻き付くように渦巻いている様子を正面から捉えています。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した棒渦巻銀河「NGC 4907」(Credit: ESA/Hubble & NASA, M. Gregg)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した棒渦巻銀河「NGC 4907」(Credit: ESA/Hubble & NASA, M. Gregg)】

棒渦巻銀河とは、中心部に棒状の構造が存在する渦巻銀河のこと。私たちが住む天の川銀河をはじめ、渦巻銀河のうち約3分の2には棒状構造があるとされています。

NGC 4907は、かみのけ座の方向・約2億7000万光年先にあります。「かみのけ座銀河団(Coma Cluster)」に属する1000以上の銀河のひとつです。

一方、画像の中央付近で明るい輝きを放っているのは、私たちが住む天の川銀河の恒星(2MASS J13004740+2808538)です。

この星までの距離は、約2500光年。視野の中では隣り合っているように見えるNGC 4907ですが、この星と比べれば10万倍以上も離れているのです。

宇宙の広さや銀河の大きさを改めて感じさせるこの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータを使って作成されたもので、ESA=ヨーロッパ宇宙機関から2020年8月3日付で公開されました。本記事は2021年3月14日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典