ハッブル宇宙望遠鏡が観測した“いて座”の球状星団「ESO 591-12」

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡が観測した“いて座”の球状星団「ESO 591-12」。

「パロマー(Palomar)8」とも呼ばれています。

球状星団とは、数万~数百万個の恒星が重力によって互いに結びつき、球状に集まっている天体のこと。

天の川銀河では約150個が見つかっています。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した球状星団「ESO 591-12(パロマー8)」(Credit: NASA, ESA, and D. Massari (INAF — Osservatorio di Astrofisica e Scienza dello Spazio); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した球状星団「ESO 591-12(パロマー8)」(Credit: NASA, ESA, and D. Massari (INAF — Osservatorio di Astrofisica e Scienza dello Spazio); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America))】

一般的に、球状星団の星々は銀河の歴史の初期に、同じガス雲から形成されたと考えられています。

ハッブル宇宙望遠鏡によるESO 591-12の観測は、天の川銀河にあってハッブル宇宙望遠鏡がまだ観測したことがない34個の球状星団を対象とした取り組みの一環として、2024年3月に行われました。

この画像は、NASA=アメリカ航空宇宙局が2025年7月3日付で公開しています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典