
現地時間の19日に地中海にて行方不明となっていた、エジプト航空のMS804便。同機は地中海に墜落したものと見られており、エジプトの航空省は「テロにより墜落した可能性が高い」とコメントを出しています。また、残念ながら同機の生存者の存在も絶望視されています。
パリからエジプトのカイロを結ぶエジプト航空のMS804便は、エアバスA320により運行されていました。同機は37,000フィート(約1万1000メートル)の高度を飛行していたものの、19日の02時30分にエジプト海岸から150海里の地点でレーダーより消滅しています。
乗員は66名で、そのうち乗客が56名にクルーが10名。乗客の中に日本人の乗客はいなかったと報じられています。機長は合計で6,275時間の飛行経験があり、エアバスA320では2,101時間の飛行経験があります。また乗り合わせた一等航海士は2,766時間の飛行経験がありました。墜落したエアバスA320は2003年に製造されています。
現在エジプト軍は墜落した機体の発見と生存者の救出のために展開しており、エジプトの航空省も調査を行なっています。近年はフランスとエジプトの両国でテロ事件が頻発しており、今回もテロによるものである可能性も十分にありそうですが、まずは機体の発見と生存者の確認が待たれます。
Image Credit: Wikimedia Commons/Aero Icarus
■EgyptAir Airliner Goes Down
http://www.flyingmag.com/egyptair-airliner-missing
■エジプト機、地中海に墜落=66人生存絶望、テロの可能性
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051900643&g=int