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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月12日、この日予定していた、内之浦宇宙空間観測所からの観測ロケット「S-310」44号機の延期すると発表した。

理由は観測条件を満たさなかったためで、新しい打ち上げ日として1月15日の12時00分から12時30分に実施することが設定されている。なお、天候その他の理由でさらなる延期が見込まれる場合は、改めて発表するとしている。

この打ち上げでは、電離圏プラズマ高温度層発生メカニズムの解明を目指す。冬の時期、緯度約25~32度の上空に発生する「Sq電流系」と呼ばれる環状の電流がしばしば発生する。ここでは、通常は南極や北極でしか見られない宇宙空間から地球へ飛び込んでくる電子の加速や加熱といった特異な現象が起きており、今回の実験で現象のメカニズムの解明を目指すという。

S-310は1975年1月に1号機が打ち上げられて以来、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)の他、ノルウェーや南極でも打ち上げられており、43機すべて成功している。

Image Credit: JAXA

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