中国、新型ロケット「長征8号A」で衛星インターネット用の低軌道衛星を打ち上げ

中国航天科技集団有限公司(CASC)は日本時間2025年2月11日に新型ロケット「長征8号A」の打ち上げを実施しました。搭載されていた衛星は予定通りの軌道に投入されたことをCASCが報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

長征8号A (初飛行)

  • ロケット:長征8号A
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年2月11日18時30分
  • 発射場:文昌衛星発射場(中国)
  • ペイロード:衛星インターネットコンステレーション用の低軌道衛星第2グループ

長征8号Aについて

全長約50.5mの長征8号Aは2段式ロケット「長征8号」の派生型で、今回が初飛行です。CASCによると、1段目とブースターは長征8号から引き継いでいるものの、2段目を新たに開発したことで打ち上げ能力が強化されています。高度700kmの太陽同期軌道に投入できるペイロードの重量は長征8号が5トンであるのに対し、長征8号Aでは7トンに増加したとされています。

長征シリーズ559回目となった今回の打ち上げでは衛星インターネットコンステレーションを構築する低軌道衛星の第2グループがロケットに搭載されており、発表によれば予定通りの軌道に投入されたということです。

打ち上げ関連画像・映像

文昌衛星発射センターから打ち上げられた「長征8号A」ロケット(Credit: CASC)
【▲ 文昌衛星発射センターから打ち上げられた「長征8号A」ロケット(Credit: CASC)】
打ち上げ準備中の「長征8号A」ロケット(Credit: CASC)
【▲ 打ち上げ準備中の「長征8号A」ロケット(Credit: CASC)】

打ち上げ関連リンク

 

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文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部