アメリカ宇宙軍のスペースプレーン「X-37B」、ファルコン・ヘビーで打ち上げ

スペースXは日本時間2023年12月29日に、「ファルコン・ヘビー」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたスペースプレーンの軌道投入に成功したことをアメリカ宇宙軍が報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:ファルコン・ヘビー(OTV-7:USSF-52)

ロケット:ファルコン・ヘビー
打ち上げ日時:日本時間2023年12月29日10時7分【成功】
発射場:ケネディ宇宙センター(アメリカ)
ペイロード:X-37B

OTV-7は、アメリカ宇宙軍とアメリカ空軍迅速能力開発室(Rapid Capabilities Office:RCO)が運用する無人軌道試験機「X-37B」による7回目のミッションです。

アメリカ宇宙軍の発表によると、X-37Bは新しい軌道体制(orbital regime)で運用され、宇宙領域把握(Space Domain Awareness:SDA)技術の試験を行うとされています。また、植物の種子が宇宙放射線に晒された際の影響を調べるアメリカ航空宇宙局(NASA)の実験「Seeds-2」も行われる模様です。

【▲ OTV-6ミッションを終えてケネディ宇宙センター打ち上げ着陸施設(LLF)に着陸した米宇宙軍の無人軌道試験機「X-37B」(Credit: Boeing / U.S. Space Force)】
【▲ OTV-6ミッションを終えてケネディ宇宙センター打ち上げ着陸施設(LLF)に着陸した米宇宙軍の無人軌道試験機「X-37B」(Credit: Boeing / U.S. Space Force)】

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

 

Source

文/sorae編集部 速報班