中国が有人宇宙船「神舟20号」打ち上げ 6時間半後に中国宇宙ステーションへ

中国は日本時間2025年4月24日に「長征2号F」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた宇宙船「神舟20号」は予定されていた軌道へ無事投入され、CSS=中国宇宙ステーション「天宮」へのドッキングにも成功したことを、CMSA=中国載人航天工程弁公室(中国有人宇宙プロジェクト弁公室)や中国メディアが伝えています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:長征2号F遥20

  • ロケット:長征2号F(Long March 2F/G)
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年4月24日18時17分
  • 発射場:酒泉衛星発射センター(中国)
  • ペイロード:神舟20号(Shenzhou 20)

神舟20号のクルーは陳冬(ちん・とう)宇宙飛行士、陳中瑞(ちん・ちゅうずい)宇宙飛行士、王傑(おう・けつ)宇宙飛行士の3名です。

日本時間2025年4月24日18時17分に酒泉衛星発射センターから打ち上げられた神舟20号は、発射から約6時間半後の日本時間2025年4月25日0時49分にCSSとのドッキングに成功。2024年10月からCSSに滞在している神舟19号の蔡旭哲(さい・きょくてつ)宇宙飛行士、宋令東(そう・れいとう)宇宙飛行士、王浩沢(おう・こうたく)宇宙飛行士と合流しました。

CSSで約5日間を6名で過ごした後、神舟19号のクルー3名はCSSでのミッションを終えて地球に帰還する予定です。

関連画像・映像

宇宙船「神舟20号」を搭載して打ち上げられた「長征2号F」ロケット(Credit: CMSA)
【▲ 宇宙船「神舟20号」を搭載して打ち上げられた「長征2号F」ロケット(Credit: CMSA)】
宇宙船「神舟20号」のカメラが捉えたCSS=中国宇宙ステーション(Credit: CMSA)
【▲ 宇宙船「神舟20号」のカメラが捉えたCSS=中国宇宙ステーション(Credit: CMSA)】
CSS=中国宇宙ステーションで合流した神舟19号と神舟20号のクルー(Credit: CMSA)
【▲ CSS=中国宇宙ステーションで合流した神舟19号と神舟20号のクルー(Credit: CMSA)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典