KDDIは米宇宙企業スペースXが開発した「Starlink」(スターリンク)をau基地局のバックホール回線に利用する契約を結んだと発表しました。

スターリンクは衛星ブロードバンドインターネットを提供するサービスで、高速かつ低遅延を特徴としています。衛星を使用した通信を行うため、これまで有線のインターネットが提供しにくかった山間部や島嶼部などでもアクセスが可能となります。また、災害対策においても使われる予定です。KDDIによれば、スターリンクを利用したサービスは2022年をめどに、全国1200カ所から導入をスタートするということです。

スターリンク衛星は60機まとめられて打ち上げられる(Credit: SpaceX)

【▲ スターリンク衛星は60機まとめられて打ち上げられる(Credit: SpaceX)】

スターリンクは、イーロン・マスク氏率いる民間宇宙企業スペースXが開発した多数の衛星を用いた通信サービス。最終的には約1万機の小型衛星を打ち上げる予定です。この通信衛星は高度約550kmの低軌道上に位置し、従来の静止軌道に配置される通信衛星と比較した場合、地表からの距離が約65分の1と近づきます。これにより大幅な低遅延と高速伝送を実現します。

KDDIによれば、光ファイバーに接続された通常のauの基地局に加えて、スターリンクをバックホール回線としたauの基地局を補完するということです。さらに、すでにゲートウェイ局をKDDI山口衛星通信所に構築したと発表しています。

なおスターリンクは、すでに全世界で10万人以上のユーザーへ初期サービスを提供しており、今後さらにサービスが広がる見込みです。

 

Image Credit: SpaceX
Source: KDDI
文/出口隼詩

 オススメ関連記事