インド宇宙機関(ISRO)は現地時間8月12日、地球観測衛星「EOS-03」の打ち上げを行いました。しかし、打ち上げロケット「GSLV」ロケットが制御を失い、衛星の軌道投入に失敗しました。ISROによると、「1段目と2段目の状態は通常だった。しかし上段ステージ(3段目)の点火が技術的な異常のため行われなかった。ミッションは意図した通りに遂行されなかった。」と発表しています。この詳細については明らかになっていません。

サティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられるGSLVロケット10号機(Credit: ISRO)

【▲ サティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられるGSLVロケット10号機(Credit: ISRO)】

サティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられたGSLVロケットは1段目、2段目共に正常な飛行を続けました。しかし打ち上げから4分55秒後、2段目が分離されたのち、3段目が回転して姿勢制御を失いました。その様子は、機体から送信されるテレメトリにより、地上の管制局にあるモニターとアニメーションにより映し出されました。その後、搭載された地球観測衛星と3段目は、大気圏に再突入し、アンダマン海に落下したとSpaceflight nowが伝えています。

今回搭載された地球観測衛星「EOS-03」はGISAT-1としても知られています。ミッションの期間は10年を予定していました。主にリアルタイムの地表映像を提供したり、自然災害などの観測を行います。また農業や林業といった用途などにも活用される予定だったということです。

この打ち上げはGSLVロケットにとって10回目の打ち上げでした。また初めて4mのフェアリングを使用したということです。

 

Image Credit: ISRO
Source: ISRO/SpaceNews
文/出口隼詩

 オススメ関連記事